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あなたと初めて笑いあった日まで 糸を辿ろうものなら

一つ一つほどけば ずいぶんと長い時間が必要で




辛さも 苦しみも 喜びも ずっとずっと半分ずつ








同じ道を選ぶ者が集う場所で出逢った


全てが競争の世界 他者を蹴り落として生き延びる


皆が敵だったあの頃 話し掛けてくれた


笑顔さえ忘れるくらい息が詰まる中


まるで小春日のような







どうしようもない程 泣きたくなる日もあった

いつもあなたは笑ってくれて



とんでもない間違いをしてしまう時もある

でもきちんと教えてくれた








長い長い糸の 一つ一つの絡まりが


私たちの 大切な 足跡









一緒に歩いてきたんだね

ゆっくり  でもそれは 確かで


手にとるように思い出す


別れも 新しい門出も 一緒に









人と人をつなぐ糸は


晴れた日の雲を 天使が紡いでいるんだと


昔 絵本で読んだけれど







嘘だと思ってた  そんなのすぐに切れるって


切れるくらいなら ないほうがずっといいよ








そんなことなかった ずっとつながっていてくれる


こんなにダメで 何も出来ない私でも


あなたの側にいてもいいって 許してくれた


どんなに遠く離れても 糸の先にはあなたがいるんだね








出口のない暗闇の迷路で 佇んでも



テセウスはアリアドネの糸で ラビリンスを抜けられた


大丈夫私だって きっと やってみせる



例えばいつも逢えなくたって 時々は思い出して


心が荒んだら 指の糸をたどって


嬉しいときも そっと揺らして 


二人で半分 一緒なら ずっと楽で


二人で半分 一緒なら もっと幸せ








あとがき。
カウンター222番ゲッツの社長様への贈り物です。
ずっと側にいてくれたあなた。
私のありったけの気持ちです。
しょうもないかもしれませんが、
良かったらどうぞお納めくださいませ。
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