冷静沈着そのものの君を　早く動揺させたくて

こう見えても僕は必死なんだよ？

今まで出会ってきた誰とも違う

僕が仕掛けてもかわすくせに

君にはまんまと引っかかってしまうさ

見破られないよう精一杯だけど　

君はもう気付いているんだろう？

こんなにも堕ちてしまうなんて

グラスを傾けるその指も

伏せがちにすると目を覆ってしまうくらい長い睫毛も

雪のように白い肌も

全て僕だけのものにしてしまいたい

じっと穴があくほど君を見つめてみても

恥ずかしくなってしまうのは　いつも僕で

また負けさ

瞳がそんなに美しい人を見たことがない

反則だよ　そんなの

くすりと微笑む　その仕草さえも

なぜこんなに愛らしいと思ってしまうんだろう

触れれば消えてしまいそうな唇に

そっと重ねても

甘い気持ちになるのは僕だけかい？

髪を揺らすたびにくゆる香りに

眩暈がして　狂おしいほどに

こんなに好きにさせて　どうするつもりなんだい？

今日は僕が君に罠を仕掛けるんだ

約束の店に向かう

今夜は逃がさない

絶対に勝ってみせるさ

あとがき。

安岡さんイメージです。

私は彼を見るだけで狂う寸前で眩暈どころではないんですが（笑）

百発百中よりはちょっとたじたじも見たくなりまして（何を偉そうに）

後半の「こんなに〜」はゴズペラーズに必ず一度は思うはずであります。

えぇ、もちろん。